本日は自民党愛知県連の事務所で、東京の自民党本部とつないでのオンライン意見交換会に参加しました。党本部で「各級女性議員の育成、登用に関する基本計画」の策定に取り組んでおり、全国の地方議員に意見を聞いて取り入れようと、全国で5名という女性議員の代表の中に私も選ばれて、リモートで参加したのです。私以外の女性議員は全員1期・2期の若い方ばかりでした。
丸川珠代座長のご挨拶に続き、各議員の発表となり、私は「クオーター制」導入について提案しました。『少子高齢社会になった日本に必要なのは、女性の現場を届けることです。そのために盛り込んでほしいのは、「クオーター制」の導入です。これを提案すると真っ先に反対するのは男性議員です。女性議員だけ優位にさせるなんてとんでもない、と言われるでしょう。
私も以前は「能力がない人が議員になってもついていけない。」と思っていました。でも、それは女性が能力がないわけではなく、チャンスが与えられなかった、レベルアップする機会が与えられていなかったからです。そもそも日本は、家事・育児の負担が女性ばかりに傾いており、男性が関わる時間が世界一少ない国民というデータが出ています。
以前、元厚生労働省の女性の方の研修を受けましたが、「例えば女性が男性と100メートル競走をしようとした時に、スタート時点で女性はすでに重い荷物(家事・育児・介護)を背負っている。クオーター制はその荷物を降ろして男性と同じ条件で走れるようにする政策だ。」と話されました。世界で女性議員の比率が高い国は、クオーター制を導入しています。
もちろん日本が取り入れようとするには、クリアすべき課題が多くありますが、具体的な数字をまず目標に掲げ、女性議員を増やすために真剣に取り組まなければ、女性議員は増えません。これまで何十年と取り組んできた少子化対策がほとんど効果をあげてこなかったのは、現場の声を届ける女性議員がいなかったからでしょう。』とダメもとで要望しました。
すると党本部の男性の国会議員の方が、「クオーター制」は必要であり、これから取り入れるべきと回答してくださったのです。提案して良かったと思いました。我が党からの提案で、これから大きく方向転換することを望んでいます。他の議員からはセクハラ問題や誹謗中傷への対応策、産前・産後の育休問題等が提案され、全国からチャットで意見が集まり大変有意義な会となりました。